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  3. 4畳半の空間

皆様、こんにちは(^-^)

今回は、茶道に関するお話をさせていただきます。
茶室は、簡素な庵(いおり)を意識して作られたもので、茅葺きや板葺きの屋根、
茶室に向かう露地の飛び石や、湧き水をイメージした蹲踞(つくばい)がある主に正方形の部屋。

【※蹲踞(つくばい)=背の低い手水鉢のこと】

広さは1丈(10尺=約3m)四方なので、
畳を敷くと、4畳半の正方形ですね。

4畳半というと、人と人の距離が密になり
無駄な物を置くスペースが確保できません。

しかし、お茶を点てて客人に振る舞う点前に

集中できる極小空間である事こそが、

千利休が目指した侘び寂び、侘茶だそうです。

小さな4畳半ですが、採光には工夫がなされており

2枚引の障子戸にするのを止めて、60センチ四方のにじり口にして

光を遮り、土壁に窓を小さく開けて、

スポットライトのような感じで光が差し込むように工夫し、

光と影のコントラストを生み出したそうです。

利休の時代、茶人の中心は

主に都会に住む町衆達だったそうで、

都会にいながら山里の空間を楽しめる茶室を

心より楽しんでいたとの内容も残されています。

4畳半という小さな空間でも、
用途を明確にしたうえで工夫する事により
特別な空間として輝かせる、日本人の技と心。

今の時代にも、各地に腕のいい大工さんや設計士さんがいます。

家づくりでお悩みの方や、新築やリフォームをお考えの方、お気軽に、弊社までご相談ください。

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