代表の生い立ちと家づくりにかける想い
エムズスタイルホーム
建築家やなぎた
代表 栁田 裕寿(ひろとし)
◆栁田家の長男として生まれる
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昭和53年9月22日
栃木県真岡市にて、栁田家の長男として生まれる。
父、母、姉の4人家族。
祖父、父も大工の家庭で生まれました。
自宅近くに作業場があり、いつも間近で父の仕事風景を見ていました。
木のいい匂いがし、楽しそうに仕事をしていたのを覚えています。
私も真似をし、買ってもらったばかりのオモチャを分解しては直し、分解しては元に戻らず...母に怒られていました。
そして父の目を盗んではノミ、カンナなどの道具を勝手に使いそのたびに手を切り、
血を流して、怒られないように絆創膏をはり隠していました。(笑)
小さい頃からものづくりが好きだったと思います。
幼稚園の頃の 将来の夢は「大工さん」でした。
◆野球少年
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小学校2年生から大好きな野球部に入り、
学校が終わると、近所の友達と暗くなるまで野球の日々。
土日も野球の試合で、休みの日なんて無いような忙しい小学生でした。
友達と野球ができる!上手くなりたい!試合に勝ちたい!との思いがあり、
生き生きと小学校生活を送っていました。
◆将来の進路
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中学でも3年間野球に打ち込み、卒業し、
高校に入学したら、3年間なんてあっという間でした。
進路を決めないといけない時期に。
父も祖父も大工という家庭で育ち、小さいころから父の背中を見て育ちました。
父が家を建てている姿を見たり、
時には一緒に現場へ行って手伝いをしたり、
大工道具の手入れをしている姿を間近で見て育った私は、
自然と「大工」という職業に憧れを持つようになっていました。
部活も引退し気が抜けたのか、遊び回っていて、
心のどこかに大工さんに憧れはあったものの、
遊びたいと思いながら建築の専門学校に入り、勉強もせずバイトをいくつも掛け持ちし、
朝まで遊び、学校で寝ての繰り返しでした。(笑)
就職活動時は、担任の先生に大工の希望を伝えましたが、
就職氷河期のあおりを受けあえなく撃沈...
建築の現場監督、営業の就職面接を受けていました。
採用はされましたが、与えられた仕事をこなしているうちに
私のやりたかったことではない、という思いが強くなり、
本格的に大工になることを決意しました。
◆大工になりたい!
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いくつもの立派な家が建っている現場を見て回り、現場にいる大工さんに話し頼み込みました。
大工として修業が始まりますが、思っていた何千倍も厳しく、
朝、昼、晩の刃物研ぎから始まり、お茶の用意、現場に行く準備、掃除、現場に行けば
毎日怒られてばかりでした。
職人の世界は甘くありませんでした......
でもやりがいがありました!
家が出来ていくことが嬉しくて、
「ありがとう」
とお客様から感謝の言葉を頂いたときの何よりもうれしかった気持ち、今でも忘れません。
大工としても半人前だったので結婚を機に
「建築士の資格」をとることを決意!
1年間、遊びにも行かないと決めました!
今まで勉強を避けてきた私ですが生まれて初めて勉強モードに。
昼間は大工として仕事をし、終わった後、遅くまで学校に通い、唯一の日曜日の休みも図書館で1日勉強。
勉強する時間がもっと欲しい!
それまでの同じ人間とは思えない程でした(笑)
誰にも負けないくらい勉強し、誰にも負けないくら知識を付け、学科、設計製図、見事一発合格!
勉強無我夢中で仕事を覚え、
順調に経験を積んで技術も身に着け、友達の家を建て替えを機に独立しました。
今でも、妥協も手抜きも一切許さない親方にはとても感謝しています。
けれど独立後は、いきなり仕事の依頼などあるわけでもなく、
下請けの大工仕事の日々、そんな中でもいろいろな工事に携われたことで、
工法や素材、経験を身に付ける事ができ、私自身の成長にはつながりました。
下請けの仕事をしているうちに、
こんな家に住むお客様がかわいそう、
自分だったらもっといい家に出来るのに...
これが本当に自分が作りたかった家なのか?
もし自分ならこの家に住みたいのか?
何の為に、厳しい修行をして独立したのか?
工業製品の大量生産による、建築会社の利益ばかりを追及した家づくりや、
ハウスメーカー等の家づくりのスタイルに疑問を抱き、改善を決意!
やっぱりお客様に喜んでもらえる家をつくらないと!!
改めて、理想の家づくりに向かって歩みだし大工、建築士の勉強だけじゃだめだと思い、
お金の事、家づくりなどを勉強し自然素材をふんだんに使用した家を誕生させました。
もっとお客様に分かりやすく適正価格でいい注文住宅を提供したいと願い、
願いはひとつ「家族の幸せ」をコンセプトに
建築家やなぎた・エムズスタイルホームを発表しました!
◆お客様の喜ぶ笑顔が見たい
自社で請ける仕事も増え、様々な方からのご紹介も多く頂き、感謝してもしきれません。
お引き渡しの時に
「エムズスタイルホームで建てて本当に良かった!!」
と言ってくださる方もいました。
お客様からのお気持ちが、私たちにとって最高の宝物であり、明日への活力になっています。
最近の世の中は、信じられないような出来事が色々と起こっています。
けれどもエムズスタイルホームはめげることなく、
お施主様、ご家族様、すべての人たちが、
笑顔で幸せでいられるように願い、
常にお客様目線で進化し続け、
これからも地域密着型の住宅会社であり続けられますように
誠心誠意お応えしてまいります。
お客様の『家族の幸せ』が、私たちの幸せ
この仕事をしてきて一番の喜びを感じるのは、お客様の笑顔です。
~もし生まれ変わる事があったとしても、叶うならば職人でいたい~
しかし、本当に辛かった下積み時代、何度も何度も自問した事がありました。
「何でこんな厳しい世界に足を踏み入れたのか・・・」
ですが、職人として一人前になるまで頑張ってこれたのは、
「目の前の仕事に気持ちを込めれば込めるほど、素晴らしい家ができる事を知ったから」です。
そして、自分の手仕事に心の底から『ありがとう』と言ってくださる
ご家族の笑顔に出逢えたからです。
職人にとっての自身とプライドは、積み重ねてきた経験と知恵です。
それを大切にしながら、さらに磨き続けていきます。
代表 栁田 裕寿